小説風のもの、海外コラム、ゲームなど

色々なものを書いてみました

小説

クラス決め vol2 第12話 最終回

家族の会話の結末 《少年の家の朝の会話》 考えたんだが、やはり自分で決めなさい それから、Excelはよくできていたよ 母さん、後はお願いね そう言うと、父親は職場へと出かけていった 《一方その頃、少女の家》 少女は自分の決定を姉に話していた だってね…

クラス決め vol2 第11話

少年の家の結論はまた次回に 説明会が終わり、アンケートの結果が各家庭に送られた ここは少女の家、母親は少女を呼んだのであった じょうや~、おいで なあに? 今回は人数調整しないって、よかったね 希望のクラスに決まったよ え、本当? やったね、つい…

クラス決め vol2 第10話

説明会が終わり、少年と母親は戻ることにしたここは少年の自宅 今日のこと、ちゃんとまとめておきなさい、お父さんに見せるんだからね はい 少年は自室に戻ると、PCに向かって取り組み始めた ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~食事…

とある学校の風景 4

散歩していた本人は思った なにやら皮肉めいたものを見たような気がするな、と 石碑の周り、校門前、中学の石碑の周りは しっかり雑草がまた生い茂り、またも名前が見えにくくなっていた 体育祭前に刈り取られていた筈なのである 生えた雑草はまたも校名を隠…

クラス決め vol2 第9話

入学説明会の続き それでは、今、ご説明した内容の他に、お聞きになりたいご質問のある方は挙手をお願いします はい、それではそちらの方 ひとつ、質問します先生方の中で印象に残っている、給食のメニューをひとつ教えて頂けないでしょうか 周囲が一瞬騒め…

クラス決め vol2 第8話

そして説明会の日 少年は母と連れ立って中学校へと向かっていた 質問は自分で言いなさい、との母親の意見であった少年は納得した、が、その先は複雑であった 質問としては、結構月並みなものであった印象に残っている、給食をひとつ教えて欲しい、というもの…

クラス決め vol2 第7話

ここは市内の居酒屋 教師達は説明会の談判をしていた、予め、想定できる質問を用意する必要があるためである 最初に、委員会からの情報開示で、あちこち変わったことを報告する、というのはこれでいいんだね?一番反応として多いのは、この1年で何が変わっ…

クラス決め vol2 第6話

元気な女の子の主張は続いていたが、もう授業時間となりつつあった、そこへ担任の先生がやってきた 説明会で、ちゃんと聞いておかないと大変なんだよつまりね、先生で返事に詰まった人がいてね、そうしたら、説明会でもう聞かれなかったから、了承済みだと思…

クラス決め vol2 第5話

クラスメイトの子、かく語りきここは市内の小学校6年生の教室、アンケート用紙が各家庭に配られた後、クラスメイト同士の情報交換が始まっていたのだ 元気な女の子は尚も主張し続けたのだった 決めるポイントは人気じゃないの、有利、不利なのいくら人気が…

クラス決め vol2 第4話

教育長からの調査結果はやはり継続を望む保護者が圧倒的多数であり、確認事項の域を出なかったが、ともかくもこれで話は決まったのだそうして、職員会議の場となった当然ながら、新学年の担当を決めないとならないすると、一度でも経験のある人を入れるのが…

クラス決め vol2 第3話

今回は新市長が今回の決定に至るまでのプロセスです 市の政策が周辺の市域にまで影響を与えていた頃、新市長はPRと言いながら、政策の継続の判断に迫られることとなった 最初、この制度はあくまで特例というもので、継続するかどうかはまだ決められている訳…

クラス決め vol2 第2話

ふとした人事異動から始まった、「クラス決め」、担任選択制は、クラスが決まった後もドラマは続いたのであった まず、副担任となった英語の教師には、メディアが取り上げ授業参観となった、また、そのことを新市長がPRし、学校のHPはアクセスがやたらと増え…

クラス決め vol2 第1話

前回に続いて、クラス決めのお話です今回は、1年経った後の新入生の話です ここはとある中学校の新たな学年、新1年生のクラスである 教室に早く入っていた女生徒は、顔見知りの子を見つけると、こう言ったあ~、クラスで見た人だ、また同じクラスだ 少年は一…

とある学校の風景 3

真相はというと、 近所の人が、気を利かせて除草の合間に刈り取ったものだったが、 そうとは誰も知らなかった その人は縛った後、校内のゴミ集積所の所在がどこかと思い、もうそのまま置くことにしたのであった 誰に原因を求めるべきだろう 工事の人は注文通…

とある学校の風景 2

最初、雑草はそう茂っている訳では無かった、が、いつしか名前が見えないぐらいになってしまったのであった が、ここで疑問である、夏休みは既に終わっており、平日であれば500~600人からの人が通るはずであった、ところが、何も変わっていないのである 誰…

とある学校の風景

いつも通り散歩に出かけた、その人は確認したのであった 雑草が刈り取られており、まとめて縛られている、昨日、見えなかった校名が 今ではくっきりと確認できるのである 誰が行ったのであろうか、あっけないものだ その中学は通りに面した所にあった、夏休…

空港にて 第9話 オフィス

面接は合わせて2時間であった、その内、1時間はグループディスカッションである今回の議題は次の通り、 クリスマスの前、7歳の子供からサンタ宛に、このような手紙が届きましたその子の両親は風呂屋(煙突屋)です「サンタさんへ、うちは煙突が長いので、…

空港にて 第8話 静岡空港

食後のお茶で思い出した 思い出したのは、静岡空港でのこと静岡空港は富士山静岡空港という名が付いていて、静岡駅と掛川駅の間にあり、島田駅が近かった、空港内には薬局も入っており、静岡らしくお茶の専門店も並んでいる 今回はセミナールームを借りたの…

空港にて 第7話 名古屋空港

昼食のトーストで思い出した、そう小豆トーストである そういえばこんなこともあった、と思い出した 名古屋、小牧空港はとても機能的な所という印象を受けた 出迎えた私はがっちりと社長達と握手した、そして団体に加わったのだ まず、名古屋駅へ、目的があ…

空港にて 第6話 帰還

メールの返信があった 心配しました早く帰ってきてね はい、そうします。 石岡からは空港に一旦戻ってバスを使うのと、そのまま常磐線に乗る、2つの方法があった バスも考えたが、列車の特急が待たなくていいと思い、そのまま乗り込むことにした 車窓から風…

空港にて 第5話 ビジネスホテル

茨城空港から列車のある石岡まではバスで着いた とりあえず、ではあるがホテルに着いた幸い、すぐ予約ができたのもよかった さて、明日向かえばいいだけだが、どうするか まず、腹ごしらえと思うがもう遅いので、どうしようかと思う、やはり簡単にコンビニで…

空港にて 第4話 熊本空港

メールが入った お疲れ様です 羽田のこと、大変でしたね 面接は午後からなので、明日は「午前休み」にして下さい 無事のお帰りをお待ちしております とのことであった 東京で緊急の国際会議があり、そのため羽田が厳戒態勢らしい、そのため、急に神戸空港に…

空港にて 第3話 機内にて

今回は着くまでの機内の話 機内に入ると、重力が微量、変わった気がする。そして、飛行機独特の匂いを感知するのであった。 席を確認する。毎回、確認する時、番号がずれていないかな、とか順番を逆にしていないかなど、いらないことを考えたりする、A~Hま…

空港にて 第2話 茨城空港

本人は実は今回、伊丹空港ではなく、神戸空港を使って茨城空港に降りていた。 第一回は、以前の回想である マリンエア、こと神戸空港はポートピアアイランドの南にあり、ポートライナーを使って到着した。ポートライナーは神戸のモノレールで、浮島であるポ…

空港にて 第1話 到着ロビー

到着ロビーに着いた そういえば、こんなことがあったな、と、今までのことが思い出された 思い出したのは飛行機に乗るまでのこと、阪急に乗った所からであった 阪急十三駅は乗り換えが階段をひたすら上がり降りだったりするが、今回はすぐに済んだのだった …