空港にて 第1話 到着ロビー
到着ロビーに着いた
そういえば、こんなことがあったな、
と、今までのことが思い出された
思い出したのは飛行機に乗るまでのこと、阪急に乗った所からであった
阪急十三駅は乗り換えが階段をひたすら上がり降りだったりする
が、今回はすぐに済んだのだった
そこでの立ち食いそばは必須となっていた
阪急そばで、「結局」行っていないのは、西宮北口のそば屋であった
今日は、うどん定食にしよう、快速までは間に合うはずである
どうも、ここでのことは毎回のお決まりとなっていた
時間があるからコンビニにも行こう。買うものは決めてある。
そう、充電器を買わないとこの先不便になりそうであった
蛍ヶ池からモノレールで1駅、ただし阪急に比べて電車賃高いな、
と思いながらも乗り換えは非常に楽であった
伊丹空港が見えてくる。気温の表示板も見えてくる。
今日の気温は21℃、そう暑くもなく、寒くもない
伊丹空港はJMLとAMAと2つにしっかり分かれており、
AMAの方には本人はほとんど足を運んだことは無かった
搭乗券の発行はあっさり済んでしまった。それはそうだが、毎回心配にはなるものだ。席は通路側にした。移動や注文にも便利である
搭乗券が発行されるまでは毎回意外と緊張する。
駅の改札もそうだが、出てきたものが違うものだったらなどと考えてしまうからだ
お土産コーナーに足を運ぶ。さて、今回は何にしようか。
大勢かもしれないことを考えて、多めで女性向けが望ましいと思う。
が、目に入ったのはキーホルダーやストラップである
昔、新大阪で演歌歌手のストラップをお土産に持って帰ったが、
今回、お守り関係は無さそうであった、もっとも、関西ではお守り、
ではなく魔除けとして宣伝されていたが
考えることも無かった。Lineで聞いてみる。
すると、普段のものでいいですよ、
ただ、今回は多めにお願いします、とまず返る
どんなのがあるんですか~?とも聞いてくる、
目につくものをあちこちリストアップして打電する
外国のお客さんも来るので、お客さん受けするのがいいですよ、
と入ってきたので、それらを勘案して決めることにした
結局、京都銘菓で抹茶タイプの和菓子、大阪銘菓のお饅頭各種、
神戸はチーズケーキにした、ともうひとつ、どら焼きを追加した
日本のお土産に抹茶関係のもの、またはアニメ人気から
人気のどら焼きを知っていたのだ
一段落して、カフェに移動する。一息するとしようかな
コーヒーとラスクのようなもののセットを頼む。
しばらくここで過ごそう。
「どうぞごゆっくり」と売り子の人が言っていた
案外早くに案内が来た。さあ、行くとしようか、粘るとしようか
回想から我に返る
ここは到着ロビー、まだ、時間がある
スマートフォンを見ながらメールを確認した方が良いと思った