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色々なものを書いてみました

空港にて 第3話 機内にて

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今回は着くまでの機内の話

機内に入ると、重力が微量、変わった気がする。
そして、飛行機独特の匂いを感知するのであった。

席を確認する。毎回、確認する時、番号がずれていないかな、
とか順番を逆にしていないかなど、いらないことを考えたりする、
A~Hまであると、そのうち分からなくなるのではと、思ったりするのだ

無事に見つかった、と思う。通路側でラックの近くにしておいたのだ

リクライニングシートを心持ち斜めにする、毎回そのパターン、
それ以上深くするチャレンジは未だにしていなかった。
色々なボタンがあって、試してみる癖は変わらないなと思う。

モニターには飛行機の滑走路が映っている。街の上空を見ることができたり、今日の天気が分かったりと、毎回チェックは欠かさない。

地図を確認する。国内線だけど、やはりそうする。
前に、見た時は日本の地名も載っていた。
表記が違うと、見慣れた所でも印象がすごく変わるものだと改めて思う

同じ日本の地名でも、アルファベットだと印象がやはり変わる。
そして、表記されている都市の名前はその度に違っていた。
Tokyoはともかくに、Sapporoであったり、Hukuokaであったりした。

イヤホンでは人気アニメの主題歌が流れていた。
実は知らなかったけど、余り違和感が無い。
知っているシンガーだから、はあるだろうけど。

今回の飲み物を選ぶすることにした。
メニューを開けて考えてみる。ここは選択の連続であった。
勿論、選ばない、という選択肢すらある、が、
ここはどのコーヒーにするかであった。
まずは無料のもの、と有料のもの、そして、
同じ有料の値段だが、缶コーヒーのもの、の3種類であった。

ここはやはり無料のものを頼んでセットにしようか、
いや、無料もなんだから有料にしてこれだけにしようか、
そうではなく、機上の缶コーヒーも記念かもしれない、
ここはよく考えてと思い、メニューを直した。
周囲はともかくも、本人は始終ポーカーフェイスで、
葛藤は気づかれていないと思っていたのだ。

結局、本人はメニュー1番上のセットにしたのだった

フライトは1時間、あっけないものだなと思う。
着いたと実感するのは、いつもそうだが飛行機から降りた瞬間、
温度や風を感じた時である

そして、到着ロビーに着いたのであった