小説風のもの、海外コラム、ゲームなど

色々なものを書いてみました

物語

手紙の返事 アイドル編 6

少女は呼び出された時、不安であったのだが、マネージャーは怒っている訳では無かった まず、会話の初めにマネージャーはこう言った差出人不明の物は受け取らないから心配しなくていいよ その時ね、本人の横で荷物渡そうとしていたのがいたのだそうだよ忙し…

手紙の返事 アイドル編 5

その日、少女は大忙しであったファン感謝祭である知っての人も来るかも、と思ったが、地元からは少し遠いことから、まず無いだろうと思っていた ところが、事件は起きたのであった あんた、彼氏いたの?えっ、どうしてファンの人、言ってたよ、渡してくれっ…

手紙の返事 アイドル編 4

そういえば、さっき騒いでいたけど、なんて言っていたんだろ珍しい名字とかって まさか…!! えっ 記憶が甦った途端に、少女は廊下で叫んでしまった 何?何があったの?ううん、何でも無い 足早に通り過ぎることにし、その場はいなくなることにした ~~~~…

手紙の返事 アイドル編 3

それでも結論は出したのであった 返事を期待するのではなく、伝わることを期待することあくまで応援であって、負担にならないようにすること返事が返ってきても、代筆の可能性が高いこと このような話がある、ファンレターで返事を出したのは、他ならぬアイ…

手紙の返事 アイドル編 2

少年は悩んだ後、考えをまとめてみようとした周囲には「やらない」と言いながら、それでもこだわってはいたのだ 本人なりにはシミュレートしてみた、が解決にはならないようであるトップアイドルの場合、1万通からの手紙が届く、するとまず、スタッフが点検…

手紙の返事 アイドル編

ここはとある中学のクラス、転校した女生徒がアイドルになったと聞き、ここはファンレターを出してはどうだ、という話になった が、調べていくうちにだんだんとこの頃のアイドル事情が出ていくにつれ、疑念が生じてきたのだ あのさ、手紙出しても無事に読ま…

手紙の返事 第8話

少女が友人達に手紙をそれぞれに書いたのは、しばらくしてのことであった但し、メールアドレスは記載したものの、住所は記載されていなかったプライバシー保護のため、と手紙にも理由が記されていた 友人同士ではLineもあったため、随時回線が復旧していった…

手紙の返事 第7話

少女からクラスに手紙が着いたのはそれからしばらくしてであった 手紙の文面にはたくさんの手紙をもらい、びっくりしたこととそのお礼、突然引っ越しとなったこと、挨拶無しに転校したことへの詫び、 そして、テニス部にはお世話になったこと、最後に、皆元…

手紙の返事 第6話

手紙の束をもらった母娘がひとしきり、手紙を読んだ後 考えたんだけど、聞いてね、 うん、 返事はクラスになさい、個別だとこちらの住所までわかるでしょ? しばらく経ってからにしなさい はい、 お友達には後ででいいでしょ? うん、そうする ~~~~~そ…

手紙の返事 第5話

今回は第4話までとは、また違う少女にまつわる手紙の話です 少女は引っ越しに伴って、転校したのだった少なくとも、表向きはそうであった 少女がふと見ると、郵便受けが見たことも無い状態になっているそう、一杯になって詰まっているのだ おかーさーん、見…

手紙の返事 第4話

話はもう少し遡る、少年が手紙を渡す前のこと その日、クラスでは行事の係を決めないといけなかった 3人決まった、その1人は少女である、あと1人となった おい、お前、手伝ええっ なし崩しにメンバーは決まったのだった、それもそのはず、「多数決」であっ…

手紙の返事 第3話

少女の自宅、母親に諭された翌日である 今いいかな?うん?今日、おばさん達がたくさん来るから、来たら挨拶なさいねうん、わかったいいわね?はい …? 母親たちの会合は数時間に渡った、そして、三々五々帰って行った 所変わって少年の自宅、少年の母親が帰…

手紙の返事 第2話

で、どうするの? と母親は尋ねた…やっぱり、考えたけど、学校で渡すのはやめておく、今日はやめるそう、それなら置いておきなさい それじゃ、行ってきます行ってらっしゃい 今日はそのまま登校することとなった 話は少し前に遡る少女の通っている中学でささ…

手紙の返事 第1話

少年は学校から帰って、いつになく、部屋で考え事をすることにした 友人たちが次々と女の子に充てた手紙で失敗するのを見て、少年はどうしたらいいか、考え始めたのだ 少年はインターネットでつぶさに調べることにした、すると、あいつらはどこで失敗したん…